ユニット形体表面温度チェッカ TP-Uシリーズ 運用チェックリスト

サーモピクス愛でより安定した運用をするためには 体表面温度は周囲の温度や空気の流れおよび日射などの環境に影響を受けます。この影響を軽減するために口腔温度での測定をお願い致します。 運用上の注意点を下記にまとめましたのでご […]

 

サーモピクス愛でより安定した運用をするためには

体表面温度は周囲の温度や空気の流れおよび日射などの環境に影響を受けます。この影響を軽減するために口腔温度での測定をお願い致します。 運用上の注意点を下記にまとめましたのでご確認ください。

このページを印刷のうえ、チェックリストとしてご活用ください。

準備編


環境の安定した場所に設置する
直射日光や雨風などの影響を受けない、安定した場所に設置してください。

使用する約60分前には本体の電源を入れる
ウォームアップが不十分な場合、測定値が高く示されます。本体の電源は常時入れておく事を推奨いたします。

本体は低い位置(見おろす高さ)に置く
無理な姿勢をとらずに測定するように、見おろすような高さに設置することを推奨いたします。



測定編


測定前の飲食、口呼吸、おしゃべりに注意する
測定前は、人為的に口腔温度を変化させないようにご注意ください。

レンズキャップのCHINOロゴに視線を合わせる
レンズキャップの「CHINO」ロゴに視線を合わせると、測定視野に顔全体が入り、安定した測定ができます。

口を大きく開ける
周囲温度の影響を軽減するため、口腔温度で測定してください。

本体と顔面の距離を一定にする
近すぎ、遠すぎは測定エラーになります。また、測定が完了する前に離れた場合でも測定エラーになります。

測定前に鼻で深呼吸し、測定中は息をとめる
測定中は息をとめるように心がけてください。

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オフセット値の目安

<手動補正仕様をお使いのお客様へ>

体表面温度は周囲の温度や空気の流れおよび日射など環境の影響を受けます。この影響を軽減するため、補正機能(オフセット調整機能)を搭載しております。設定される際に、下記の表をご参考ください。

<オフセットとは>

測定値に対し、測定環境を考慮し、一定の値を補正することを表します。外気温等の環境温度に影響を受ける体表面温度では、オフセット値による補正が必要となります。

外気温オフセット値の目安
0℃+6.0℃
5℃+5.5℃
10℃+4.9℃
15℃+4.2℃
20℃+3.6℃
25℃+3.0℃

適用条件

  1. 平均体温を36.5℃とした場合の値です。
  2. 屋内温度を約20℃とした場合の値です。
  3. 測定者が入館した直後に測定した場合の値です。

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外気温による口腔の影響

※上記データはサーモピクス愛の社内検証結果です。参考データであり、保証するものではありません。

運用条件を遵守した場合の実測例

 サーモピクス愛の運用条件を遵守した結果、発熱の疑いがある人をふるい分けることができました。

実測例