クリンカ温度高精度計測システム
セメント製造工程の省エネルギー化を実現
ロータリーキルン内で焼成されたクリンカは、放射温度計により温度を測定しますが、クリンカの微粒子によるダストの影響により測定精度が低いという問題がありました。そこで、指向性を高めた専用の放射温度計(IR-CZQX01)とダストキャンセル法(DC法)を用いた演算アルゴリズム(IR-VXCX43)を組み合わせることにより高ダスト環境下でも高精度でクリンカ温度の計測が可能となりました。
本システムを用いてクリンカを適正な焼成温度に制御することで、熱エネルギーの過剰な消費を削減することができます。
本システムを用いてクリンカを適正な焼成温度に制御することで、熱エネルギーの過剰な消費を削減することができます。
焼成プロセス
機器構成
対応製品
IR-CZシリーズは、本体にデジタル温度表示、測定値外部出力を装備した一体形で据置タイプの放射温度計です。
- 金属-炭素共晶定点からのトレースにより高温域での高精度を実現
- 単色形として500℃~の測定も可能
- 高温連続測定での安定性、低温域からの分解能を向上