フィラメント温度分布測定

 

●400℃~3000℃の高温を面分布で測定
●最速15KHzの超高速撮影機能

フィラメントの温度分布を測定する際の問題点は、温度が非常に高温(2000℃以上)である事、ガラスを透過しなければならない事が挙げられる。通常のサーモグラフィ(測定波長:7.5~13μm)では、ガラスを透過せず表面温度を測定してしまい、測定温度も2000℃までと2000℃以上の測定には不向きである。
しかし、CPA-SC7100(測定波長:0.9~1.7μm)を使用する事でガラスを透過し、かつ3000℃までの測定が可能となります。

導入効果

  • 長波長帯のカメラでは測定ができなかった、窓越しや真空チャンバー内の温度測定が可能
  • タングステンフィラメント等の高温測定が可能
  • Cマウントレンズを採用しており、レンズの価格が安価である

商品の特長

  • 検出素子を電子冷却することで、高感度かつ低ノイズを実現
  • Cマウントレンズに対応
  • フルフレームレート340Hz、Windowing機能で最速15KHzの超高速撮影が可能
  • ユーザーでの温度調整が可能

アプリケーション例

温度計測・解析ソフトウェア ALTAIR

  • 画像表示やヒストグラム、ラインプロファイル、トレンドデータをリアルタイム表示/高速撮影が可能
  • トレンドデータのCSV出力が可能
  • 動画ファイルのAVIファイルへの変換が可能
  • 露光時間の変更などカメラ遠隔操作機能
  • Windowing機能
  • 各種トリガー機能

対応製品

CPA-SC7000シリーズは、フレームレート、シャッタスピードが速い高精度の熱画像計測装置です。

  • 温度分解能:0.02℃以下(シャッタスピードに依存)