大手コンビニチェーン店の物流倉庫温度管理
大手コンビニチェーン店の物流倉庫温度管理
運用状況
背景として大手運送会社の温度管理の不祥事に伴い、物流を委託している運送業者に対して、顧客であるコンビニ チェーン店から倉庫内の温度管理を更に徹底するよう指示があった。本件の物流業者では以前より倉庫内での温度管理にMD8000シリーズを導入いただいていたが更なる温度管理の 徹底として下記のような要求を受け、MD8000を増設いただいた。
- 温度が高くなる可能性のある出入口およびゲート付近の温度記録の追加(従来は比較的温度が安定している倉庫内の奥に設置)
- 倉庫の荷物量により温度分布が大きく出る為、測定1箇所に対して床面から300mm、1500mmの2ポイント測定を実施(従来は1500mmのポイントのみ)
- 4時間に1回の温度確認
導入効果
- 物流業界の温度管理は倉庫へ設置している壁掛けの温度計を1日1、2回程度確認しに行くというのが主流だが、MD8000は無線データ収集の為、4時間という要求より更に細かいスパンでの温度管理が業務の負担にならず作業の手間を削減できる。
- 無線式モニタリングシステムの為、配線工事が不要。送信器の追加も簡単に行える。